ソウルから35Kmほど南に世界文化遺産と美味しいカルビで有名な水原(スウォン)市があり
ます。この地の訪問は2回目で、前回は息子との2人旅だったのでソウル駅からセマウル号と
いう特急で来たのですが、今回は途中で立ち寄りがあったので地下鉄とバスを乗り継いで到着
しました。
この地のユネスコ世界文化遺産と言えば水原華城(スウォン ファソン)です。四大門、砲台や
やぐら、楼閣など41の建造物のある全長約5.7kmの城壁で街を取り囲んだとても大きな遺産で、
1周するのには約2時間半の時間を要します。
この華城は1796年に完成しましたが日帝時代や朝鮮戦争時にかなり破壊されてしまったそうです。
しかし、この華城が建設されたときの詳細な工事記録があり、それを忠実に守った修復が行われた
ことが認められて世界文化遺産に認定されたそうです。この工事記録「華城城役儀軌」全9巻には
建築方法や材料、建築に利用した重機(てこや滑車を使ったクレーン)などが記録されているそう
ですよ。
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/shotenji/70-12.html
この記録のことを調べてみたら、なんと復刻版があり販売されていました。買えないけど是非見て
みたいですね...
写真の長安門(チャンアンムン)は華城の北門であり正門になっています。現在 韓国に現存している
城門の中で一番大きく、長安という名前は首都を意味し、正祖大王が華城を大都市にするという意志
が込められていたそうです。
EOS60D SIGMA17-50mm RAW 3shots ±2EV
Photomatix Pro4.1 + Topaz Adjust5.0 + Topaz DeNoize5.0 + Photo shop CS3
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