万世橋が架かる神田川と並行しているのは国鉄時代に存在した煉瓦造りの万世橋駅(跡)です。
現在は駅舎も無く下部のみ残っています。すぐ脇をJR中央線が走っているので車窓から眺めてみましたが、
ホームの跡らしきものがあるだけでここが駅だったとは思えません。この煉瓦作りの駅舎部分は近年まで
あった「交通博物館」の展示室として使われていましたが、この施設が大宮へ移転してしまってからは何も
使われず放置状態?のようです。
交通博物館の跡地は既に再利用の工事が進んでいてJR東日本がエコオフィスを今年暮れに開業させるそうです。
いろいろ調べていたらこの歴史資産である万世橋駅を復活させようという動きもあるみたいです。神田~御茶ノ水間の
短い区間の間にもう1つ駅が必要かは疑問ですが、中央線で乗り換えなしに秋葉原へ行けるようになるなら
私的には大歓迎です!それに、この歴史資産を整備して記念資料館を隣接してくれたら最高ですね。
万世橋と万世橋駅舎(跡)
この駅は開業当初(1912年)中央線のターミナル駅で、東京駅と同じ設計者が手掛けていましたから
とても豪華な駅舎だったんですね。駅前には大きな広場があってとても栄えたそうですが、2年後には
東京駅が完成して、僅か7年でターミナル駅の座を東京駅に譲ってしまったそうです。その後、関東大
震災で被災して規模を縮小、周囲の状況の変化に伴い利用率が下がったため30年で休止駅となりました。
今は開業当時の豪華な駅舎の一部のみ残しているだけです、早く修復保存してほしいですね。
EOS60D SIGMA17-50mm RAW 3shots ±3EV
Photomatix Pro4.1 + Topaz Adjust5.0 + Topaz DeNoize5.0 + Photo shop CS3
0 件のコメント:
コメントを投稿