基地に隣接して海上保安資料館があるようです。建物には「工作船展示館」と大きく書かれていました。
工作船といえば、言わずと知れたあの国ですよね。北の船なら見逃せません!入場無料と書かれているので
迷わず見学です。
入口のドアを開けると錆だらけの結構大きい船が展示されています。船首には銃撃戦で開いた穴がいくつも
見えていますよ。船の周囲には回収された対戦車ロケット弾や小火器、日本製無線機などの装備が並べられ
ています。漁船を装った工作船の船尾は開閉式になっていて、中に小回りの利く小型船が収納出来るように
なっているんですね!
この船は2001年 九州西海海域で海上保安庁の巡視船」と銃撃戦の末に自爆、沈没という末路を辿っています。
見学コースの後半は船の上部を見ることが出来るのですが、銃撃や自爆で損傷した船体が生々しい姿をさらして
います。
自爆後に沈没した船からは6人の武装工作員が脱出したようですが、救助を拒否して自ら海中に沈んで行った
そうです。翌年に船体、遺体、遺留品は海中から引き上げられましたが、北朝鮮が遺体を引き取らなかった
ために鹿児島市にある無縁仏の墓所へ....。船体は「船の科学館」での展示を経て、現在はこの
横浜で展示されています。
最初は興味本位で入った展示館ですが、工作船などの不審船を命がけで追跡している海上保安庁の方々の
ご苦労と、あらためて北朝鮮という国の怖さが良くわかり、貴重な時間を過ごせました。
九州西海海域工作船事件 http://www.youtube.com/watch?v=CxU_FtAjQx0
EOS60D SIGMA17-50mm RAW 3shots ±3EV
Photomatix Pro4.1 + Topaz Adjust5.0 + Topaz DeNoize5.0 + Photo shop CS3
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