週末の朝、府中にある通信施設へ行ってみました。
ここは府中市の浅間町に広大な敷地を持ち1945年から使われている米軍の施設です。それまでは旧日本
陸軍の燃料施設でしたが、終戦後に米軍の物資貯蔵保管、車両の修理点検が行われていたそうです。
1950〜60年代には在日米軍の国内通信網の整備に伴って通信施設へと変わって巨大なアンテナが設置
されました。
それがこの「対流圏錯乱波通信システム用大型パラボラアンテナ」(トロポスキャッター)で、冷戦時代
には米軍の専用通信回線の確保に活躍したようです。現在はご覧の通り草木が生い茂りまるでジャングル
のような有様です。敷地内には幾つもの施設や住居が残ったままになっていますが、荒れ放題の廃墟
状態です。1980〜90年代には順次返還されてはいるのですが、この一角だけは未だに手付かずのまま放置
されています、地域住民の方々にとっては迷惑なことですね。
パラボラアンテナはとっくにその使命を終えて北東の水平方向を向いたまま錆びていくままですが、
鉄塔の方には幾つかのマイクロウエーブアンテナが取り付けられて現在でも第五空軍通信中隊が運用を
続けているそうです。
EOS60D SIGMA17-50mm RAW 3shots ±3EV
Photomatix Pro4.1 + Topaz Adjust5.0 + Topaz DeNoize5.0 + Photo shop CS3
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